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安東 睦郎 |ANDO Mutsuro

1991年大阪府生まれ。
大和座狂言事務所に所属し狂言師としても活動している。漆工と狂言の2つの伝統芸術からヒント得ながらも、それらに留まることのない様々な手法を用いて作品を制作する。
 
http://mutsuromutsuro.wix.com/ando-mutsuro

1991年 大阪府生まれ

2010年 京都市立芸術大学美術学部工芸科 入学

2012年 大和座狂言事務所 参入

2014年 京都市立芸術大学美術学部工芸科漆工専攻 卒業

 

〈個展〉

2015年 軸をズラしたらぐわんぐわん回る|同時代ギャラリー(京都) 

 

〈グループ展〉

2015年 未知の標本|京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)

     ARTIST WORKSHOP "The Open Score" by Lucky Dragons 成果発表展|京都市立芸術大学ギャラリー

    @KCUA(京都)

2014年 京都市立芸術大学 2013年度作品展|京都市美術館

2013年 京都市立芸術大学 2012年度作品展|京都市美術館

       漆工専攻前期展|みやこめっせ(京都)

     Colors of KCUA 2013「BRIDGE –作家と素材の間–」 |京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)

2012年 漆工専攻前期展|旧立誠小学校(京都)

     五芸大漆工展|Art Space SHIGEMATSU(京都)

 

〈その他〉

「A&Hホールシリーズ狂言公演」出演(大阪)

大和座狂言事務所ボストン公演「日本伝統藝能『狂言』文化を超えたつながり」出演(USA Boston)

「古典の心柱 大和座狂言ガラ公演」出演(大阪)

「Feldstärke International 2014」に参加

京都芸術センター、PACT Zollverein(Germany)、 montévidéo(France)の共同レジデンスプロジェクト

NESTING/此処

2014

映像、写真、オブジェクトによるインスタレーション

サイズ可変

 

「Feldstärke International2014」での、イングリッド・ベルジェ・ミューレ(ノルウェー)との共同制作。

「コ」は、「個」と書くことも出来る。個が二つ合わされば個々となり、そ して「ココ」は此処(HERE)と書くことも出来る。「コ」はそれぞれが集まり、それぞれの社会である「巣(NEST)」を作る。自分の居る場所を「此処(HERE)」だと認識することによって。どこか違う場所(THERE)をココ(HERE)に変えることで、そこには安らぎ(REST)が 生まれる。http://vimeo.com/106682540

Opaque Signals

2014

電子玩具Furby、テレビ、蛍光灯、鉄

サイズ可変

 

分解・改造を施した電子玩具「ファービー」を内部が漆塗りの箱の中に入れる、鑑賞者がそれを回転させることで中のファービーが反応し、隣のテレビモニタが暗闇の中に光り動くファービーの目を鏡合わせのように映し出す。

信号の入力・出力についてテーマにし、両者の関係性を不透明にすることで、箱を回転させる動作を通して無自覚に鑑賞者が機械の人形とコミュニケーションを取るという滑稽な場面を作り出す。箱の中に閉じ込められたファービーは一見、拷問を受けているようにも見えるが、ファービーは「撫でる」「くすぐる」「話しかける」などの信号に変換して受容するので、逆に性格が良くなっていく。

8203

2013

漆、砂利

サイズ可変

 

床に砂利と鏡面仕上げの漆のパネルを敷き詰めており、鑑賞者は飛び石のように漆のパネルの上しか歩くことが出来なくなっている。部屋の奥の壁には一枚の紙が張られており、「パンツ見えそうですよ」の一文がある。スカートを履いた女性は、紙を見るまで意識できなかった目線を感じながら、また漆の上を歩いて戻らねばならないようになっている。

この作品では漆という伝統的な素材や技法に対し、「鑑賞者が漆を土足で踏む」「パンツを見る為に漆を用いる」という一見、バカバカしいアプローチを試みることで、漆の持つ「高級感」や「神聖」といったイメージを一度リセットしてみようと考えた。

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